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【レポート】Marcheキットでアレンジ! 単行本サイズのブックカバーを作ってみました

はんどMarcheではすべてのキットにレシピをつけていますが、
キットを作ったあとにそのレシピを開くことはほとんどありませんよね。
今回はキットのレシピをアレンジして、ちょっぴり違う作品作りを楽しむアイデアをご紹介します。

キットとは別の生地で同じ作品を作るのももちろんアリですが、アレンジとなると少しトクした気分に。
作品を作った後もレシピを楽しんでいただけたら嬉しいです。

今回アレンジするのはこちらのキット。

AVOCAで作る手帳カバーキット

アイルランド発の毛織物、AVOCA生地を使用したA5サイズの手帳カバーが作れるキットです。ウールではありますが、色合いが華やかなので春にもおすすめです。
さて、この「手帳カバーキット」を使って、作るものは…
ブックカバー(単行本サイズ)です!

単行本のサイズはA5よりも一回りくらい小さいサイズ。なので、「手帳カバーキット」で「AVOCAのブックカバー」を作ることも可能です。

AVOCAで作る手帳カバーキットとブックカバー

ブックカバーへアレンジするにあたり、大きく変更した点があります。

まず、本の厚みに応じてカバーの幅を変更できるよう、折り返し部分の片側はこのようにゴム留めに。

ブックカバーのゴム部

そして、しおりになるひもをつけました。しなやかなスウェードのひもを使用しました。

ブックカバーのしおり部

ゴムとしおり用のひもは「手帳カバーキット」に付属していないので、追加してくださいね。
追加した材料はこちら。

ゴムとしおり

それではいよいよ、作り方をご紹介します。

用意するもの

  • 表生地(45㎝×25㎝程度)
  • 裏生地(55㎝×25㎝程度)
  • しおり用のひも(30㎝)
  • 平ゴム(25㎝)
  • チャコペン
  • 定規
  • はさみ
  • 糸切りばさみ
  • まち針、仮止めクリップなど
  • ミシン
  • ミシン糸(表生地と同色)
  • マスキングテープ
  • アイロン
  • アイロン台
  • 作り方

    以下の作り方では、元レシピの変更点をメインで説明しています。
    AVOCAの手帳カバーのレシピはこちらでもご紹介しています。

    レシピ投稿サイト「アトリエ」へ

    1.布を準備する

    下記の図を参考に、表生地・裏生地を裁つ。

    イラスト01

    イラスト02

    切り終えたところ

    切り終わったところ

    2.差し込み口を作る

    ①差し込み口布の長い辺を1㎝の三つ折りにし、端2㎜をミシンで縫う。
    ②差し込み口は今回1つだけなので、片側分だけ作る。

    3.表布を作る

    ①差し込み口布の2で縫っていないほうの端と表生地とを中表に合わせ、1cmのところを縫い合わせる。
    ②縫い合わせた布端にジグザグミシンをかける。※もう一枚も同様にする。
    ③ひもの片端をひと結びし、表生地の図の位置に平ゴムとしおりを置く。

    しおりゴム位置

    POINT

    しおりゴム位置ポイント

    仮止めクリップやしつけをしてもいいですが、マスキングテープで留めても。しおりは、下端を縫うときに巻き込まないよう、折り返して同様にテープで留めておくと縫いやすいです。

    4.裏布を作る

    ①内布の片側(差し込み口側)を1㎝の三つ折りにし、端2㎜をミシンで縫う。

    端ミシン

    5.表側と裏側を縫い合わせる

    ①表側を裏に返し、差し込み口布を折り込む。
    ②①に裏側を重ねるようにして中表に合わせる。
    ③図のように周囲をぐるりと縫う。※縫いはじめと縫い終わりは返し縫い。

    縫い方

    ④折り返し部分は写真のように縫い代を斜めに切り落とす。

    縫い代切り落とし

    ⑤差し込み口側から手を入れ、表に返す。アイロンで整える。

    ブックカバー完成

    厚い本を読むことが多い人は、生地の横幅をもう少し伸ばしてみてください。ゴム部分は、共布でもいいかもしれませんね。
    ほかにも、たとえば差し込み口に小さなポケットをつけてみたり、表生地で布合わせを楽しんだりアレンジの幅が広がります。

    ひとつのキットを2倍も3倍も楽しんでみてくださいね!

    (レシピ製作 risco 記事・写真の無断転載はご遠慮ください。)

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